日本競馬とブックメーカーの比較でわかる配当の違い

競馬

ブックメーカーには、日本競馬を対象としたオッズが存在します。
実は、このオッズは日本で形成されているものと比較すると全く異なるものであることがわかります。主に、日本が配当金を提供する際に実施している競走は日本国内で行われるレースと海外で行われるレースの2種類があります。

日本国内のレースでは、主催者であるJRAがオッズを決めているわけではなくそこに投票する子によって数値が形成されています。つまり、子の需要によってオッズが形成されているのです。

これに加えて、日本の場合には胴元であるJRAに対する支払金として約20%から25%の控除率も存在します。こうして、投票した人たちに作られたオッズを参考に残った75%から80%分の配当を馬券に当たった人たちに対して還元する仕組みが、日本のシステムです。
一方で、ブックメーカーが提供する競馬の配当は、あくまでもブックメーカーが全て決めています。

この違いは非常に重要です。

日本国内のオッズは、多くの馬券購入者の評価によって決まっています。つまり、主催者であるJRAの主観は全く関係ありません。一方で、ブックメーカーの場合は主催者がオッズを決めて子に投票してもらうことになりますので、子の意思表示は全く関係がありません。国内のオッズ形成と全く逆の考え方を採用しています。こうなると、国内の配当とブックメーカーの配当に大きな違いが生じます。

特に大きな違いが生じるのが、海外でのレースでしょう。日本では、海外で出走している自国のサラブレッドや陣営を応援する意味合いで馬券を購入する人が非常に多くなります。その結果、オッズが日本馬に偏ります。反対に、ブックメーカーの場合は客観的な評価を主体とするので日本馬のオッズがおいしくなることが多々あります。こうした配当の違いが出るのは珍しくないので、気をつけておくこと大切です。